なだびときっさの目的と主旨

なだびときっさの目的と主旨


 灘区自立支援協議会就労・作業部会参加事業所で製作している自主製品を展示、販売する店舗およびきっさ部門でできる限り障害当事者が接客などの仕事に従事することを通じて、障害のある方の自立、楽しみ、社会体験、就労体験、啓発活動の機会を提供し、交流の場(ふれあい)、居場所、市民とのつながりを持つことを目的としています。

 障害者の多くは残念ながら支援者以外の健常者と接する経験がどうしても少なくなりがちであり、その結果健常者を恐れる方も少なくありません。

 ところがなだびときっさで店頭に立ち接客する経験を2度、3度と重ねるうちにスタッフの後ろに隠れておどおどしていた人が、ありがとうございました、とあいさつできるようになっていきます。必要以上に人を恐れる必要はない、という感覚を身に着けたのでしょう。同時にお客さんから労いの言葉をかけられることを通して認められたんだという自信を得ていくことができます。障害当事者にできるだけ前面に立っていただき、そんな貴重な経験を得ていただくことを主旨としています。