灘区には、およそ9000人の障害者が暮らしています。
灘区には多くの障害者が通う福祉事業所があり、そこでは障害当事者が活動の一環として様々な仕事を行っています。本格的にクッキーやケーキを作る事業所もあれば、大正琴の演奏会を毎年行う事業所、その他、フェルト作品作り、クリーニングの取次、アート作品制作、さをり織り、野菜作りなど、各事業所がそれぞれ創意工夫して作業をしています。出来上がった自主製品の売り上げは原価を引いた残り全額が障害当事者の工賃となります。
「なだびときっさ」はそんな灘区内の障害者施設が、週1回、協力して製造した商品や取り扱い商品を販売するイベントです。そこでは毎回、各施設の障害当事者も接客にあたっています。上手に接客できる方もいれば、接客が苦手な方もいますが、家庭と障害者施設という決まった世界から一歩出て、お客様として来てくださる区民の方々と触れ合う貴重な場となっています。
お近くまでお越しの際は、是非、お立ち寄りください。